お中元とお歳暮とクリスマスプレゼントとボーナスとお年玉をいっぺんにもらった試合。

今日の試合 予告先発の吉見が体調不良と言うことで急遽武藤が緊急登板となった。

結果毎回のようにランナーを出しながら、5回を無得点に押さえ、見事お家の大事を救った形となった。 誰もが思い出すのが昨年の5月7日 この時も阪神戦であったが、予告先発の川上が腰痛で濱田が緊急登板し初先発 初完封勝利を挙げたことである。

阪神にとっては2年連続で同じような時期に、同じナゴヤドームで、同じようなことが起こり、狐につままれたような気分かもしれない。

そんなことより、心配なのが吉見である。大事でなければ良いのだが…。



この試合のポイントは1回表、1番西岡がヒットで出塁し、2番上本のバント失敗の場面である。結果論でなくここでバントはない。 武藤は緊急登板の上、1番打者にヒットを打たれ、1秒でも早くまずアウトがひとつ欲しい精神状態である。そこへわざわざひとつアウトを進呈しようとは和田監督、人がいいのもほどがある。さらにバントがフライになりダブルプレーとなった。中日にとっては、盆と正月がいっぺんに来たというと大げさだが、お中元とお歳暮をいっぺんにもらったような気分である。

さらに、これでこの回無得点かと思っていたら、3番鳥谷四球、4番ゴメスがヒットで2アウトながら1塁2塁とチャンスを作りながらも、マートンがアウトで無得点。阪神ファンにとってはストレスのたまるチグハグさである。


2回表は1アウトから伊藤の2塁打が飛び出すも、後続が続かず無得点。

さらに3回表に至っては、先頭打者の西岡が四球、今度は上本がきっちり送り1アウト2塁。3番鳥谷ヒットで1アウト1塁3塁、バッター4番のゴメス。今度こそは最低でも1点は取られるのを覚悟したが、おあつらえ向きのショートゴロで6-4-3の併殺打。

お中元、お歳暮に続きクリスマスプレゼントまでついてきた。



4回ウラ先頭打者荒木がストレートの四球、次打者平田にも四球でノーアウト1塁2塁。クリスマスプレゼントの次はボーナスが出た。さらに4番ルナにも四球でノーアウト満塁のお年玉だ。ここで最近ポイントゲッターになっているナニータだ。ところがここで浅いレフトフライで1アウト。2アウトからはタイムリーを打つくせにノーアウトではランナーを返せないとは、勝負強いのか弱いのかよく分からない助っ人だ。嫌なムードになりそうなところ福田のサードゴロの間に1点入る。どんな形にせよ点が入り、次のバッターが日本人なら少し気が楽になるところだが、そんなことはどちらでも全く関係なさそうなエルナンデスが内野安打で2点入り3対0となった。


もう後は流れによって試合を進めていけばよく、9回表は福谷がゴメスにソロホームランのお小遣いを渡す義理堅さで結局6対1で中日の勝ちとなった。

阪神にとってはやることなすことが裏目に出た試合で、年に何回かはこのような試合もあるであろう。 武藤が昨年の濱田よろしくここから4連勝位してくれるとありがたいのだが、まさか宝くじまで当たらないであろう。

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