初球打ちではなく、初級打ちだ。

中日0-2巨人 14回戦 勝投手菅野(7勝6敗) 負投手山井(3勝8敗)


1回ウラ中日の攻撃
1番遠藤4球目を打ってファーストゴロ1アウト
2番友永5球目を打ってファースト強襲ヒット1アウト1塁
3番平田9球目見逃しの三振、ここで友永が盗塁成功で2アウト2塁
4番ルナの7球目に友永3塁盗塁、ルナも9球投げさせ四球で2アウト1塁3塁
5番ナニータ5球投げさせ四球で2アウト満塁
6番エルナンデス6球目を空振り三振で無得点チェンジ
1回表だけで菅野に38球投げさせた。このまま9回投げると342球ペースだ。


1回が終わったところで、きょうは菅野に球数を放らせて早めに引きずりおろそうというような打撃コーチのチームとしての戦略があってもいいと思うが、そんなことはこれっぽっちもみえない、個人個人が勝手に打っていく攻撃が始まっていく。


2回表
高橋 初球 セカンドゴロ
桂 2球目 センターフライ
山井 4球目 センターフライ


3回表
遠藤 4球目 ファーストゴロ
友永 3球三振
平田 5球目 ライトフライ


4回表
ルナ 初球 ライトフライ
ナニータ 2球目 2塁打
エルナンデス 2球目 セカンドゴロ
高橋 初球 サードフライ


5回表
桂 4球目 センター前ヒット
山井 初球 送りバント成功
遠藤 6球目 セカンドゴロ
友永 5球目 センターフライ


6回表
平田 2球目 ファーストファウルフライ
ルナ 4球目 セカンドフライ
ナニータ 3球目 センター前ヒット
エルナンデス 4球目 レフトフライ


7回表
高橋 初球 サードゴロ
桂 8球目 空振り三振
代打 小笠原 3球目 セカンドゴロ


8回表
遠藤 6球目 センター前ヒット
友永 初球 セカンドゴロ併殺
平田 初球 ショートゴロ


9回表
ルナ 5球目 セカンドゴロ
ナニータ 6球目 空振り三振
エルナンデス 初球 ファーストゴロ


個人別にまとめると
遠藤 4打席 20球 1安打
友永 4打席 14球 1安打
平田 4打席 17球 出塁なし
ルナ 4打席 19球 1四球
ナニ 4打席 16球 2安打1四球
エル 4打席 13球 出塁なし
高橋 3打席  3球 出塁なし
桂  3打席 14球 1安打


結果菅野の球数は124球、9回完封された。
もったいなかったのは、初回と8回だ。初回はあと1本が出なかった。これはある意味仕方がない。 
問題は8回ウラ、ノーアウトで遠藤がヒットで出塁した。2番友永が初球を打って併殺打で2アウトランナーなくなった。
2点差である。ここでバントはない、普通そう考える。だからこそバントだ。送りバントでなく、セーフティーバントである。最悪セカンドでアウトにされても友永の足なら併殺はないだろう、普通にいけば1アウト2塁でクリーンアップに回る。最高の形ならノーアウト1塁2塁まである。
サインも何も出る前に初球から打ってゲッツーでは無策と言われても仕方がないだろう。 
また、きょうの高橋は3打席とも初球打ちだった。前の2打席初球を打ってアウトになっているのもかかわらず、3打席目も初球を打ちにいった勇気は誉めておこう。
だが結果的に相手ピッチャーを助けたと言われても仕方がない。
コーチからきょうは周平にすべて初球から打たせるからその分他のものは粘ってくれとかいうチームの方針でもあれば別だが、そんな様子もみえず、8回には自分だけ粘ってきたのがあほらしくなったのか平田が友永のゲッツーの後初球を凡打した。


初球を打つなとは言わないが、状況を考えてほしい。きょうは相手投手に球数を放らせようとか、見逃し三振でもいいので低めは手を出すなとか、ファーストストライクは必ず打てとか、変化球は捨てろとか、菅野クラスの投手を攻略しようと思ったら、組織として戦略を持って戦わないと、今日のような結果になる。コーチは何のためにいるのか、選手は選手で考えてプレーしなければホントこの先、やっべーぞ。

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