ピッチャー山井、森野が打たなきゃ誰が打つ。

中日対西武 2回戦 1対4 勝投手野上(6勝3敗) 負投手山井(2勝5敗)


今日の試合のポイントは1回ウラの攻撃、ノーアウト1塁3塁バッター森野。
最低でも1点取りたいと思っていたら、3-2から亀澤走って、森野三振、亀澤アウトのダブルプレーの間に大島がホームに帰ってきて、1点入ってツーアウトランナーなしとなった。最低限の1点は取ったが盛り上がったムードは一気に盛り下がった。ボール球だったので森野が見逃せば四球でノーアウト満塁バッタールナという局面になっていた。
ノーアウト満塁になったところで大量点が入ったか、0点で終わったかは分からない。だが結論としてこのあと相手投手が立ち直りこの1点しか取れなかったのは事実だ。



昨日は2点取ったがそのうち1点は相手エラーによるものだった。
もう少し打ってやらないと投手がかわいそうだ。
森野よ、山井が投げているときにお前が打たなくて誰が打つんだ?


不思議な試合。

中日対西武 1回戦 2対0 勝投手若松(1勝0敗)負投手十亀(4勝3敗)


とにかく珍しい試合であった。
中日投手陣の与えた四球の数8個、打たれたヒット5本、奪った三振14個、投げた球数191球。
普通、四球を8個も与えて191球も投げていれば5~6点は取られていそうなものであるが、これで相手を0点に抑えているのだから、いかにランナーを出しながら、あと1本を打たさずに粘ったかがわかる。
一方の西武の投手陣を見ると与えた四球4個打たれたヒット8本、投げた球数155球。球数は普通のように見えるが実際8回までしか投げていないのでやや多めではある。
CBCラジオで解説をしていた牛島と若狭アナウンサーも言っていたが、序盤は工藤主審のストライクゾーンがかなり狭かったようである。試合時間は3時間30分である。


ちなみに2対1だった巨人対オリックスは 巨人投手陣の与四球3個、打たれたヒット5本、球数144球、オリックス投手陣はこちらも8回しか投げていないが与四球2個、打たれたヒット6本、球数105球であった。試合時間は2時間30分。


昔から試合時間が長かったような気がするDeNA対ソフトバンクは6対5でDeNAが勝ったが、DeNA投手陣は7個の四球を与え、ヒットは7本打たれ、球数は176球。ソフトバンクは無四球で打たれたヒット11本で球数149球であった。こちらの試合時間は3時間58分。


当たり前の話だが、四球が多いと球数も増え試合時間も長くなる。
アンパイヤによる四球の数、試合時間なども統計を取ってみると面白いかもしれない。たぶん選手たちはそういうことも分かっていて、ストライクゾーンが甘めの主審の時は早打ちにいったり、辛目の主審の時はじっくり打っていくのかもしれない。



明日は山井が先発である。いい意味で審判を味方につけてほしい。



本田圭佑ならきっとこう言うだろう。

吉見が登録抹消のようである。

山井、バルデスは、最近は安定感が全くなくなってきた。

計算できる先発投手は大野ひとりと言ってもいい。

この状況をピンチととらえるか、チャンスととらえるか。

サッカーの本田圭佑なら、小熊、若松、岩田あたりを見てきっとこう言うだろう。


「そこに先発ローテ入りのチャンスがあるのに、それを自分から手放しますか?」


本田圭佑なら今の福田を見てきっとこう言うだろう。

「人って誰しもが、うまくいかなかったときとかに、ちょっと疑うと思うんですね。その時に、いかに自分を信じることができるか」



本田圭佑なら今の田島や又吉を見てきっとこう言うだろう。

「何でもスムーズに上に行くことはないと思うし、一度や二度の挫折は誰にでもある。一番重要なのは、その挫折から立ち直るか、立ち直れないかだと思う」



本田圭佑なら今の亀澤を見てきっとこう言うだろう。

「最近、身近な人にウサギとカメの話をよくするんですよ。日本人は足も遅いし、身体も弱い。そのカメがウサギに勝とうと思ったら、進み続けないといけない。悩んでいるチームメイトとかがいたら、それをぶつけますね。『どうやったら勝てるか考えろ。進み続ける以外にないやろう』って」



本田圭佑なら今の周平を見てきっとこう言うだろう。

「自分の夢、そんなに簡単に諦められるかっていう話でしょ」




「世界一になるには、世界一の努力が必要だ」

                   by 本田圭佑

もったいない。

日ハム対中日 3回戦 8対6 勝投手有原(2勝1敗)負投手バルデス(2勝5敗)


初回に1点先制したものの、そのウラ5点のビッグイニングを作られた。
先頭打者の西川にヒットを打たれるのは仕方ない、と書きたいところだが1球目ストレート見逃し、2球目ストレートをファウルで早々と追い込んだ。3球勝負が悪いとは思わないが、3球目も同じストレートでストライクゾーンに投げるとは、大谷クラスのボールならまだしもちょっと相手をなめていませんか。
ノーアウト1塁から2番中島を簡単に2球で追い込んだ。問題はここからだ、せっかく追い込んだのにここから4球連続ボールで歩かせてしまいノーアウト1塁2塁。3球勝負にいけば打たれるし慎重にいったら四球だ。どちらのパターンにも言えることは「もったいない」ということだ。3番田中にヒットでつながれ、ノーアウト満塁で4番中田、センターへの犠牲フライで同点に追いつかれなおも1アウト1塁2塁。5番岡がセンターフライを打ち上げ大島の悪送球の間に2アウト2塁3塁となる。2アウトだけにここで踏ん張ればよかったが、ここから畳み掛けられて5点を失った。



1回表ウラを終わって5対1。 苦しくないと言えばウソになるが、まだ負けた訳ではない。ここから4回に1点、7回に1点と返すが、いづれも取ったそのウラに取り返された。これが痛かった。それでも粘って8回に2点を入れる。7対5だ、まだ分からない、9回に3点取れば大逆転のルーズベルトゲームだ。
そんな薄い期待も8回ウラに再び1点失い、勝負あった。



気になったのは、7回ウラ、1アウト1塁2塁から、近藤にセンターにヒットを打たれ2塁ランナーの中田が帰ってきたのは仕方がないが、1塁ランナーの岡が3塁を回ってホームまで走ってきた。結果的にアウトになったのだが、単に意表を突いた暴走なのか、中日の守備陣にスキがあったのかちょっと気になった。


今日の試合の収穫は、5番に指名打者小笠原を入れたことと、6番に福田を入れたこと。
ヒットを打った打たないではなく、今までやらなかったことをやってみるということが大事だ。せっかく指名打者制があるなら小笠原起用してみる。右投手だろうが福田を起用してみる。いいじゃないか。 できれば当たっていない亀澤よりも荒木、先日活躍した堂上を起用して欲しかった。



火曜日からは、ナゴヤドームで西武戦だ。ここまで来たら、相手投手が右とか左とかでなく自軍の調子の良い選手、元気の良い選手を起用して欲しい。
谷繁、聞いてるか?






自分ができること。

昨日のブログの記事の最後にこう書いた。


大谷ここまで6勝0敗防御率1.66 一方吉見は3勝0敗防御率0.90。ともにここまでホームランは1本も打たれておらず、1点を争う展開になりそうだ。 四球、エラー、送りバントの成功失敗、そういったところが勝敗を分けるのではなかろうか。


今日の日ハム対中日 4対2で日ハムの逆転勝ち

中日の2回表と3回表の得点はいづれもノーアウトからの四球が点に結び付いた。
一方日ハムの4回ウラは記録上岡田の暴投、6回ウラには田島の牽制悪送球、その後送りバントを決めてタイムリーヒットで同点、さらに逆転打を打たれた。



今や日本一の投手大谷でさえノーアウトから四球を出せば失点につながる。申し訳ないが中日のピッチャーは誰が出てきても大谷よりは力で劣る。そこでミスが出ては勝てる訳がない。ヒット打たれるのは仕方がない。
出したくて四球を出す訳ではなく、やりたくてエラーをしている訳でもないのは百も承知だ。バントだって簡単ではないことは分かる。 



だけど勝ちたかったら、ヒットを打てないなら粘って四球を選ぶ、セーフティーバントを試みる、転がったら全力で走る。 エラーをするかもしれないから全力で走るのではない。 全力で走ることにより、相手野手が余裕がなくなり、エラーをしないまでもほんの少しだけプレッシャーがかかる。そういうことの積み重ねで、大事な場面で相手がエラーを犯すこともあるのだ。


もう1度言う。ホームランが打てる者はホームランを打て、打てないんだったらヒットを打て、それも難しいようならセーフティーバントをやるなり粘って四球を選ぶとか、球数を放らせろ。打ったら全力で走れ、試合に出れない者は声を出して仲間を勇気づけろ。 今の自分にやれることをやれ。 一人一人が自分がチームにとって何ができるか、何をしなければいけないのかもう一度考えてほしい。