豊橋以外でも打ちました。

中日2-0広島 13回戦 勝投手福谷(3勝3敗18S)負投手中崎(0勝5敗11S)


また、この男がしでかした。人呼んで必殺ダメ押し人。先の阪神戦で、2試合連続で阪神の息の根を止める貴重なダメ押しタイムリーを打った。にもかかわらず、次の試合ではスタメン落ちで、どうして使わないのだ、と当ブログでも言ってきた。
今シーズン豊橋で2年連続で大仕事をやってのけた。でも次の試合スタメン落ちだった。それでも、くさらずに与えられた場面ではしっかり仕事をしてきている。


潜在能力は人並み外れたものを持っている。ときには大チョンボをやらかすこともある。そして忘れたころに大仕事をする。 憎めない男だ。 もしかしたら1番中日らしくない選手かもしれない。 けど、見ていて1番ワクワクする選手だ。 


昨日のブログ記事で、今日の中日山井、広島福井、どんな展開になるか全く予想がつかないと記した。その通りの試合展開になった。


3回に、山井が會澤の頭に死球を与え、危険球退場となった。このあと中継ぎ陣がよく抑えた。中日も何回かサヨナラのチャンスをつぶし、ストレスの残る試合展開だった。
12回ウラ 最後の攻撃も2アウトランナーなし。バッター桂 正直引き分けかと思った。しかし桂が出塁して分からなくなった。代走荒木、よく荒木を残していたものだ。 次のバッターは途中出場している藤井だ。 ここは常識的には、荒木に走らせて、2アウト2塁の形から藤井のヒットに期待をする。これが得点する確率が最も高いであろう。 当然荒木が走るまで藤井はウエーティング。相手投手は盗塁を警戒してストレート系が多くなる。 ツーボールノーストライクとなった。
荒木ここまで走るぞ走るぞと相手を警戒させ藤井有利のカウントにした。これが大きかった。 荒木が藤井の目を見た。(次は必ずストライクを取りに来る、思い切って打て) 藤井には荒木の気持ちが伝わっていた。長年一緒にやってきている。目を見ただけで何を考えているか分かりあえる。
3球目、真ん中やや低めにスライダーが来た。得意なコースだ。振りぬいた。
ライトスタンドに打球が吸い込まれた。サヨナラホームランだ。
今このチームで1番サヨナラホームランが似合う男だ。
必殺ダメ押し人から必殺仕事人になった。





コモエスタ(ごきげんよう)赤坂。

中日2-0広島 12回戦 勝投手八木(2勝5敗) 負投手ジョンソン(7勝4敗)


両先発投手を見て、今日の試合苦しいと思っていた。下手をすると序盤で大差がついてしまうのではと危惧していたが、八木がいい意味で裏切ってくれた。


今日の試合両投手の頑張りで5回まで両チーム無得点。唯一得点が入ったのが6回ウラの中日の攻撃の時だった。
この回先頭バッター9番八木の代打で今日1軍に昇格したばかりの赤坂が出てきた。
1球目、外角のストレートを見逃し、2球目真ん中低めのチェンジアップを見逃し、あっという間に追い込まれた。(やっべーぞ、見逃しの三振だけはやめよう、せっかくもらったチャンスだ、なんとしても結果を出すんだ!)そんな赤坂の気持ちがバットに乗り移ったかのように、3球目真ん中低めのボール球を意地でヒットにした。
1番に帰って大島がバントで送った。1アウト2塁でバッターは2番荒木。
(八木がよく投げてくれた、この回点を取れば八木に勝ち投手の権利がつく。それに今日1軍に上がってきた赤坂が作ったチャンスだ、ものにするしかない)そんな荒木の願いが通じて荒木の打球はレフトへの先制タイムリーツーベースとなった。中日1-0広島。なおも1アウト2塁から今日も3番に入った遠藤がファーストへの内野安打で1アウト1塁3塁のチャンスで4番ルナ。
(セニョールアカサカ、セニョールエンドウ、ワカテガガンバッテイル、ココデウタナイデドウスル)とルナが思ったかどうかは知らないが、センターへ犠牲フライを打った。中日2-0広島。この時遠藤がタッチアップで2塁に進んだ。結果的に得点には関係なかったがこういう走塁がいつか利いてくる時が必ずある。


この後7回8回を又吉が3人づつで抑え、9回は田島がシアーホルツにヒットは打たれたものの無得点に抑えた。 赤坂は7回にも内野安打で今日2打数2安打だ。
今日のお立ち台は、八木、赤坂、荒木。3人ともそれぞれの立場で危機感を持っている。特に八木と赤坂は来年も選手でいられる保証さえない。
ただし、結果を出し続けていけば、必ずチャンスはある。地獄を見てきた男の強さを見せつけてほしい。


明日は中日山井、広島福井の両右腕が先発と発表された。これまたどんな展開になるか全く予想がつかない。 できれば赤坂をスタメンで使ってほしいが…。

麻丘めぐみが喜びそうなスタメン。

中日2-3広島 11回戦 勝投手前田(8勝5敗) 負投手雄太(0勝1敗)


きょうは、会社のメンバーを引き連れてナゴヤドームで観戦した。レフト側パノラマB席に総勢15名の大応援団で声援した。負け試合で、盛り上がる場面も少なかったが、1500円の席で、750円の生ビール無料券がついている得々チケットでは、マエケンを見えただけでも元は取れているかもしれない。


テレビで観ていると選手は結構大きく見えるのだが、実際現場で見てみると5cm位にしか見えなかった。(面白くないと思いますが、一応笑うとこです)


今日の中日ずらりと左を並べてきた。

1(中)大島 左

2(二)亀澤 左

3(遊)遠藤 左

4(左)ナニ 左

5(右)平田 右

6(一)森野 左

7(三)周平 左

8(補)桂  右

9(投)雄太 左


9番投手にまで、わざわざ左打ちの雄太を起用する念の入れようである。(面白くないと思いますが、マニアの方向けに笑うところです。)


この左を並べた打線が見事に機能した場面が2度あった。

まず、2回ウラ1アウト1塁3塁から周平のショートゴロ、誰もがゲッツーでチェンジと思った瞬間、ヘッドスライディングで1塁はセーフとなりいわゆる併殺崩れで1点入った。 右バッターだったら併殺で無得点だったかもしれない。


3回ウラの攻撃は1アウトから1番大島が3塁打を打った。1アウトだけに3塁打というところに大きな価値があった。2番亀澤の打席、セカンド菊池が目いっぱい下がって、どうぞ内野ゴロで1点もっていってくださいという守備体系だ。それでも亀澤ピッチャーまでしかゴロが届かず2アウト3塁となった。今日3番に入った遠藤、ちょっと家賃が高そうな打順である。 ショートゴロでチェンジかと思った瞬間、ファーストへのヘッドスライディングで内野安打となった。 右バッターだったらアウトだったかもしれない。

今日の2得点同じような感じで左バッターの1塁への間一髪セーフで得点となった。

左を並べた谷繁の思惑通り、してやったりだ。


などと、無理やりこじつけと皮肉たっぷりの文章を書いてみた。むなしい…。


盛り上がったのは5回ウラ、先頭打者の桂がヒットで出てノーアウト1塁だ。1点差で負けているだけに、何とか得点圏にランナーを進めたい場面だ。代打で出てきたのはエルナンデスだった…? レフトフライを打ち上げランナー釘付けで1番大島、センターフライでランナー釘付け2アウト1塁。 この後亀澤に2塁打が出る、2アウト2塁3塁。 ランナーがセカンドにいればこの2塁打はなかったかもしれないが、チグハグさは感じる。 1塁ランナーの桂、ホームにツッコんでいたら微妙なタイミングだった。私はアウトじゃないかと思ったが左隣に座っていた副部長は、2アウトだけにツッコませるべきだと言っていた。

遠藤死球で2アウト満塁となった。今日4番に起用されたナニータ、いい当たりだったがセカンドゴロでアウト無得点。


このあと死球のせいかどうか知らないが遠藤が退いて、エルナンデスがショートの守備に入った。その直後6回表 代わった祖父江が先頭のエルドレッドを四球で歩かす。次の梵のピッチャーゴロで併殺と思ったが1塁はセーフとなった。野球経験のある斜め前に座っていた主任が、今のはエルナンデスのベースカバーが遅れたと言っていた。

7回表 エルナンデスが、丸のショートゴロを雑な送球でノーアウト1塁となった。2番菊池送りバント失敗の1アウト1塁から3番シアーホルツの打ったセカンドゴロ、4-6-3のゲッツーかと思ったが1塁はセーフとなった。

右隣に座っていたサッカー経験のある課長が俺がショートだったら今のは併殺に取っていると言った。(あなたでは、たぶん取れない)


8回ウラ、亀澤がヒットで出てノーアウト1塁。代打藤井がバントで送って1アウト2塁となった。

4番ナニータ、ここも打つことができず、本日チャンスをことごとくつぶした。5番平田も変な三振でチェンジとなった。


この先、とても逆転するとは思えず、ここで席を立つことにした。この後携帯で試合をチェックしたが、この状況判断は正解であった。

悔しかったらドラゴンズ、「えっー逆転したの。最後まで見ておけばよかった!」と私に言わせてみろ。


きょうは八木とジョンソンが先発だ。苦しい試合になりそうだが、頑張ってほしい。

きょうは右ばかり並べるのだろうか、八木は左打ちだが…。

あきれた選手起用。

阪神3-2中日 15回戦 勝投手安藤(1勝2敗) 負投手福谷(2勝3敗18S) 負監督谷繁(35勝44敗)


スタメンを見てがっかりした。
2番(中)大島
5番(左)ナニータ
6番(二)エルナンデス
7番(三)周平
8番(補)谷繁


5番和田に代えてナニータはまだ分かる。8番谷繁も分からないことはない。
どうして、2番(二)荒木にしないのだ? どうして2試合連続で貴重なダメ押しをした藤井を使わないのだ? どうして堅い守備で勝ちに貢献した堂上を使わないのだ?
厚切りジェイソンだったらこう叫ぶに違いない 「Why Jpanese people?!」


前日に活躍した選手、勝ち運のある選手を使わなければ、自ら良い流れを止めているようなものだ。 谷繁はもはや流れを止める名人である。黒部ダムクラスである。
左右病が治ったと思ったら、全く完治していなかった。 これほど学習能力が無いとは思っていなかった。 


大島を使ったのは一昨日、昨日と途中出場でヒットを打っており、きょうは右投手ということで起用したのだろう。 途中出場で結果を出していれば、そのまま途中出場を続ければよいのだ。 深夜枠で面白かったバラエティー番組が、ゴールデンに移動した途端につまらなくなるようなものだ。(ちょっと例えが強引でしたでしょうか)


あと、11回ウラの福谷登板。1番上本 2番大和 3番代打 4番ゴメス 5番マートン と右打者がずらりと並ぶので左の岡田から福谷にしたのだろうが、これが12回ウラだったら分かる。 11回ウラということは仮にここを福谷が抑えて、12回表に中日が点を取ろうが取るまいが12回ウラの攻撃がある訳で、じゃあそこで誰が投げますかという話である。 福谷ならイニングまたぎになり、他の投手なら、クローザーとしての福谷の立場はどうなのということになり、どちらにしても11回ウラの福谷の心情は複雑なものとなってしまったかもしれない。 まして、以前から言っているように福谷は右バッターの方が分が悪いのである。 これは結果論でなく明らかな選手起用ミスである。



11回ウラは福谷が独り相撲でサヨナラにしてしまった感があるが、そうさせたのは明らかに谷繁の選手起用だ。納得したうえでの負けならまだよいが、非常に気分の悪い負け方である。 明日から広島戦であるが、このような選手起用をしていたら3連敗濃厚である。 


今日の収穫は大野のヒーローインタビューだ。

阪神1-5中日 14回戦 勝投手大野(9勝3敗) 負投手能見(5勝9敗)


昨日に引き続き気持ちの良い勝利であった。
1回表 1番遠藤、2番荒木が倒れ、今日も能見に手こずるのかと思われたところ、2アウトから平田がヒットで出塁し、ルナのツーランホームランで2点先取した。
「野球は2アウトから」、昔から耳がすっぱくなるほど聞いてきた言葉だ。(耳と口の使い方が変だぞ)昨日、今日と平田が地味に名脇役ぶりに徹している。昨日は貴重な進塁打、きょうは2安打2得点としっかり点に絡んでいる。


この後両軍ともゼロ行進が続き6回表中日の攻撃、先頭打者の遠藤がヒットで出塁、ノーアウト1塁。2番荒木が送って1アウト2塁。平田最低でもランナーを進めようとチームバッティングの右打ち、これがヒットになり1アウト1塁3塁願ってもないチャンスになった。バッターは初回にホームランを打っている4番のルナ、いやが上でも期待がかかる。しかし毎回毎回打てるわけでもなくここは内野ゴロでランナー入れ替わり2アウト2塁3塁となった。


バッターはここ最近あまりいいところがない5番和田だ。(きょうはエースの大野が投げている、ここで1点でも追加点が入ればかなりの確率で勝てる。前の打席は低めのボール球を空振りして三振だった。ここも低めの変化球で誘ってくるだろう。ボールの見極めをしっかりしよう。)と和田が考えて打席に立ったかどうか知らない。いきなり内角にストレートがきた。「ストライヤ―」(しまった、ウラをかかれた)動揺した和田は次の低めのフォークに手を出し早くも0-2と追い込まれた。
(必ずフォークが来る、見極めるんだ、見極められればチャンスはある)3球目4球目とフォークがワンバウンドし2-2の平行カウントとなった。(3ボールにはしたくないはず、次が勝負だ、ストレート1本だ、神様この打席だけでいい俺にヒットを打たせてくれ)そんな願いが通じたかどうか知らないが、外角ややボール気味の高目のストレートが来た、ライトへの2点タイムリーツーベースがでた。阪神0-4中日。さらに藤井がタイムリースリーベースを打って阪神0-5中日。 昨日、今日と藤井、必殺ダメ押し人と化した。この試合もらった。


このあと、マートンにホームランを打たれたのは愛嬌だ。大野見事な完投勝利、
ヒーローインタビューが素晴らしかった。
「疲れはなかった、最初から(9回)行く気だった」「中継ぎを休ませるのも仕事」「野手の方によく守ってもらった、ひっくり返されてもおかしくなかった」「3年続けてこそ本物」まさにインタビュアーの欲しい言葉を選びながら、エースの自覚を感じさせ、それでいて謙虚さと相手チームへの配慮も考え、野手への感謝も忘れなかった。
さわやかで力強いインタビューだった、完璧だ。技術面のみならず精神的にも見事なエースだ。 


打線もいい形になってきた。
相手投手の右左によって和田とナニータを使い分けるくらいで、センターは藤井。後半守備固めで大島センター、レフトに藤井がいいだろう。今の調子なら守備面から言ってもライト平田は外せない。
内野はファーストルナ、セカンド荒木、サード堂上、ショート遠藤でよいだろう。


明日は阪神秋山、中日小熊、どちらかが今季初勝利をあげるか、それとも乱打戦になって中継ぎ勝負となるか、展開が全く読めない。勢いからすると中日やや有利か。