若松、月間MVP狙ってみろ。

中日4-1ヤクルト 18回戦 勝投手若松(5勝2敗) 負投手新垣(3勝10敗)セーブ田島(3勝5敗3S)


気がついたら4対1で勝っていたというような試合であった。初回に相手のミスもあり貴重な3点を先制した。昨日と同じように4回に追加点をあげ4回を終わって中日4対0ヤクルト。 若松は毎回のようにランナーを出したがあと1本を打たさずに7回1失点でマウンドを降りた。8回又吉、9回田島がランナーを出しながらも、要所を抑え無得点に抑え結局、中日4-0ヤクルト。圧倒的な強さを感じないが、終わったら勝っている。 落合監督時代の強かった時のドラゴンズみたいだ。


欲を言えば、7回ウラ ツーアウト1塁2塁でバッター4番の平田。今日ここまでノーヒットであったがこの打席だけでも打ってくれたら、ヤクルトも戦意喪失し8回9回がかなり楽になったと思うのだが、残念ながらレフトフライに倒れた。まあ、結果的に勝ったので良かったが、取れそうなときにはとっておいた方がよい。それで今までずいぶん辛い思いをしてきたと思うので。


今日勝ったことにより、43勝56敗。残り42試合を32勝10敗が目標だ。そうすると最終的に貯金9、現在首位チームが貯金3だけに十分優勝を狙える数字だ。
なにもびっくりするほどの数字でもない。マジック32だと思えばよいのである。
ソフトバンクだってあれだけ勝っていてもマジック36である。


明日は山本昌が先発予定である。まさかヤクルト打線が空気を読んで手を抜くことはないであろうが、多少はやりにくいかもしれない。そんなことは関係なく山本には自身に勝ちがつけば1番良い形だが、悪くてもチームが勝てるような投球をしてほしい。
合言葉は、目の前の試合を勝つこと である。

ネイラーデー。

中日6-1ヤクルト 17回戦 勝投手ネイラー(1勝0敗) 負投手古野(4勝2敗)


理想的な試合展開であった。初回にヤクルトに先制されるも、すぐその裏に逆転したのがよかった。 今シーズンはリードしていてもなかなか追加点を奪えず、終盤に逆転されるケースが多かったが、4回ウラに2点、7回ウラ2点と、いい時間帯に追加点をとれたのがよかった。 特に4回はネイラー自らのソロホームラン、7回は桂のツーランホームランとバッテリーがホームランの揃い踏みとは恐れ入った。 ネイラーはホームランを打った後の2打席はともに1度もバットを振ることなく見逃しの三振をしている。正解だ、へたにバットに当たって詰まって手がしびれてピッチングの方に悪影響が出るよりよほど良い。前回も良いピッチングをしており、各チーム一回り目までは結構勝ち続けるのではないだろうか。非常に楽しみである。


理想的な試合展開だが、あえて苦言を呈すると、ルナとエルナンデスのエラーだ。幸いにもきょうはそれらが失点につながらなかったが、今シーズンはエラーで落とした試合がいくつもあるので集中力を持って戦ってもらいたい。
あとやはり大島の不振が気になる。今日もひとり蚊帳の外だった。8回のレフトフライも完全に手打ちになっており、たぶんどこか痛めているか、我慢しながら出場しているのではないだろうか。 


きょう勝って、42勝56敗 借金14 残り43試合である。
北斗の拳なら「お前はもう死んでいる」と言われそうな戦績である。
しかし33勝10敗でいけば、貯金9である。
これだけ負けても、まだ10敗もできるのである。


明日の先発は中日若松、ヤクルト新垣と発表された。若松は前回完封で連敗を止めており、大野が負のスパイラルに入ってしまった今、1番頼れるピッチャーである。
何とか頑張って勝利を手繰り寄せてほしいものである。
打つ方では、ただいま絶好調の平田の前にランナーを出せるかどうかがカギだ。




トーナメント。

中日1-2DeNA  16回戦 勝投手石田(1勝1敗) 負投手大野(9勝7敗)


大野が今日で4連敗、いつの間にか10勝しても10敗する投手に近くなってきた。
ただし、今日の試合大野を責める気は全くない。7回2失点、上等である。
エースだったら味方が1点しか取れなかったら0点で抑えろというのは、大昔の野球である。エースが2点に抑えているのだから、野手が3点取らなければだめだ。


今日の試合ヒット3本では勝てない。そのうち2本が平田なので、他はほとんど抑えられてしまったということだ。じゃあ何か工夫をしましたかと聞きたい。


1番遠藤 3打数1安打1死球。2度の出塁は1番としては及第点か。
2番大島 4打数0安打。右左関係なさそうなイメージがあるが実は左には.228(右.298)と結構左投手を苦にしているのだ。こういう選手こそ左右によってスタメンを入れ替えるべきだ。
3番ルナ 3打数0安打1四球。最近の調子なら、この選手も右左で森野と併用しても良いかもしれない。
4番平田 4打数2安打。今日の試合、孤軍奮闘したが、一人では勝てない。
5番エルナンデス 3打数0安打1犠打。荒木でも亀澤でもエルナンデスよりはましだろう。
6番赤坂 2打数0安打1四球。毎試合結果を求めるのは酷だ。続けて使ってほしい選手である。
7番藤井 3打数0安打。レフトではなく大島に代えてセンターで使うべきだ。
8番桂 2打数2三振。一時の勢いは完全になくなった。しばらくは杉山固定でいって欲しい。


明日からはヤクルト戦だ。先発はネイラーと古野。どんな展開になるか全く予想がつかない。 今日から夏の甲子園大会も始まった。 中日と共通していることが一つだけある。 どちらもこの先1試合でも負けたらそこで終わりだ。 目の前の試合を勝つことだけを考えてほしい。



うっそでしょ。

中日6-4DeNA 15回戦 勝投手西川(1勝0敗)負投手平田(0勝2敗)セーブ田島(3勝5敗2S)


先発は中日吉見、DeNA三浦の元エース同士(元はちょっと失礼か)の対戦となった。
無理をさせたくない吉見は5回1失点でマウンドを降りた。一方三浦は7回1失点勝投手の権利を持ってマウンドを降りた。8回表を終わって中日1-4DeNA 正直言ってこの試合負けたら、今シーズン終わりと思っていた。たぶん多くの中日ファンが今日もやはり負けかと思っていたことであろう。


8回ウラ、代わったDeNA2番手ピッチャー平田が、この回先頭打者の平田に四球を与えた。3点リードの場面で1番やってはいけない先頭打者への四球だ。続く和田はショートゴロで1アウト1塁。併殺キングの和田が併殺にならなかった。これが大きかった。
続く森野がライトへヒットを打ち1アウト1塁2塁。このあたりからもしかしたらという空気になってきた。エルナンデスがセンターへヒットを打ち1アウト満塁のチャンスとなった。 ここからだ、ここからあと1本が出なかったという言葉を嫌というほど聞いてきた。バッターは桂に代わり代打藤井だ。昨日はいい当たりのファウルがあり、状態はそんなに悪くはないはずだ。3ボール2ストライクからの7球目をファーストへの内野安打で中日2-4DeNA。なおも1アウト満塁のチャンス。バッターは代打亀澤、ここは押し出し狙いかと思っていたら、ピッチャーを左の大原に代えてきた。
バカめ、実は亀澤  右投手には.266だが左投手からは20打数8安打の.400を打っているのだ。 しかし何とここで中日ベンチは、対左 4割バッターの亀澤を代えて右の代打赤坂で勝負をかけた。この代打の代打が正解で赤坂ベンチの期待に応えライトへの2点タイムリー2塁打を打った。中日4-4DeNA 同点だ。実はこの赤坂右投手には.400、左投手には.625というとんでもない打率を残していた。こうなれば後は押せ押せだ。遠藤は倒れたが大島が2点タイムリーを打って中日6-4DeNA。
9回表は田島が3凡締めで危なげなく逃げ切った。へえーこんな試合できるんだ。
だったら、もっと早くからやっとけと言いたいところだ。


明日は大野が先発予定だ。ここのところ3連敗をしておりいくらなんでも、もうそろそろ勝ってくれるだろう。相手投手は左の石田だ。こんなスタメンでいって欲しい。
1(遊)遠藤
2(二)荒木
3(三)ルナ
4(右)平田
5(左)赤坂
6(中)藤井
7(一)福田
8(補)杉山
9(投)大野


この打線は、対左投手というよりも勝ち運をもった選手、可能性を秘めた選手たちだ。
「人生がときめく片づけの魔法」の著者こんまりさんも言っている。捨てるか取っておくかの判断基準は、心がときめくかどうかだと。
ファンの方には申し訳ないのだが、大島、森野、和田、エルナンデス、…ときめかないのだ。 遠藤、赤坂、福田 たとえ打てなくてもときめきのようなものを感じる。荒木の走塁には凄みを感じる。 藤井、やらかすんじゃないかというプラスもマイナスも期待値が高い選手である。 ここまで来たら計算できる選手を使っていてはだめだ。
残り45試合を25勝20敗ではしょうがないのだ。
10勝35敗するかもしれないが、35勝10敗できる可能性もある選手たちを使うべきだ。
まだあきらめてはいけない。将棋と違って野球は投了が無いのだ。王様が詰んで動けなくなるまで戦わなくてはいけないのだ。 もう一度言う、まだ終わっていない。

奇跡を見たことありますか。

巨人0-5中日 17回戦 勝投手若松(4勝2敗) 負投手田口(2勝2敗)


久しぶりのブログ更新である。負け試合の弊ブログのクオリティーの低さに悩み続け、とりあえず勝ち試合に集中してブログを更新しようと決めた途端に8連敗である。
少し早いロングバケーションを取ることになってしまった。


連敗中は、大野でも勝てなくなり、リードしていても最後で逆転されと、いったいこのチームが勝つときはどんな展開になれば勝てるのか、全くイメージがわかなかったのだが今日このような形で勝つことができ本当によかった。ヒーローは文句なしに若松であるが、杉山、福田も良く頑張った。


今日勝ったことにより、借金が14、首位とのゲーム差は8.5ゲームである。
中日がこの後14連勝して、首位チームが5割で戦ったとすると、借金0で首位と1.5ゲーム差となり、優勝の可能性もみえてくる。ただし14連勝すればの話である。


これを無理ととらえてあきらめるか、1%の可能性に賭けるかは選手次第である。
14連勝と考えると難しいが、目の前の1試合1合試合を一つづつ勝っていけば、可能性はゼロではない。つい2年ほど前に開幕から24連勝した投手がいた。前年から数えると28連勝であった。たかだかその半分である。


相手が右投手だろうが、左投手だろうが、負けるまでは同じ打線を組むべきである。ここまできて、相手投手の右左によって打線を入れ替えるようでは、たぶんジ・エンドである。なぜなら自ら勝ち運、流れを手放すことになるからである。


今更ながらであるが、もしセリーグが、予告先発制を取り入れてなかったら、谷繁中日はもう少し良い成績を残していたのではないかと思う。


火曜日からナゴヤドームで、DeNA、ヤクルトとの6連戦、1日空いて、京セラドームで阪神3連戦、ナゴヤドームで巨人3連戦、1日空いてナゴヤドームで広島3連戦。
この先15試合すべてドーム球場である。しかもそのうち12試合は地元ナゴヤドームである。


チャンスである。この15試合全部勝てれば、それに越したことはないがちょっと難しいかもしれない。白鵬でもなかなか15連勝はきつい。しかし14勝1敗ならいけるかもしれない。14連勝して1敗でもいいし7連勝1敗7連勝でもいい。
考え方としては、この1敗をできるだけ使わないことである。
エンジンをかけるにはやや遅いが、それでも選手諸君はプライドを持って最後の意地を見せてほしい。


勝てそうな試合はなりふり構わず勝ちに行き、負けそうな試合でもできる限り粘ることで、この唯一負けることができる1敗のカードを使わずに試合を消化していくことである。 先発投手は少なくとも自分は負投手にならずに、次の投手にバトンを渡していくことである。 バッターはたとえ9回ウラ2アウトで負けていても、自分は最後のバッターにならずに次につなげていくことである。
それを全員がお互いを信じあって実行できたとき 奇跡は起こる。 グッドラック。